日本の不用品事情(日本のゴミ処理事情)

実は日本のゴミ焼却場数はダントツで世界一なのです。

これほど多くのごみを出し、燃やしている国はないでしょう。

一人1キログラムのごみを毎日出しており、年間で一家庭から1~2トンのごみが出ているのです。

ごみ焼却量は、ヨーロッパの環境先進国の10倍以上で、ダイオキシン排出量も残念ながら世界一です。

「燃やすとダイオキシン」、「埋めると土壌汚染」といった認識を持つヨーロッパなどの環境先進国では、厳しい規制があります。

このため、環境先進国を中心に「ごみゼロ社会」といった社会作りが、実践されるようになってきました。

確かにごみは燃やすことで量は減りますが、それでは根本的な解決になりません。

日本のごみ処理は根本的に間違っているのかもしれません。

現在、容器包装リサイクル法が実施されています。

しかし、回収されたペットボトルなどが処理されることなく野ざらしになっている光景を見たことはありませんか。

リサイクルは本当にうまく機能しているのでしょうか。

容器だけでなく、家電リサイクル法も実施されています。

しかし、このために家電製品の不法投棄が増加しています。

これは、日本の法律にどこか問題点があるのではないでしょうか。

その理由として第一に、企業(生産者)責任が含まれていません。

第二に、市民(使用者)責任が含まれていません。

この二つが考慮されないと、ごみは一向に減らないでしょう。

結果として、毎月一家庭でごみ処理費を3万円以上負担していることになるのです。

ゴミ処理の原則

ごみ処理の4原則、REFUSE(リフューズ)やめる・REDUCE(リデュース)減らす・REUSE(リユース)再使用・RECYCLE(リサイクル)再利用という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

ごみは企業責任であり、すべての生産物を最終処分しなければなりません。

そのため、企業はごみになるものは作らなくなります。

また、市民にもごみに責任があり、ごみの量に応じて処理代を払わなければなりません。

そのため、市民がごみになるものを買わなくなります。

その結果スーパーでもバラ売りが当たり前になります。

買い物袋を持って買い物に行くのも当たり前でしょう。

これはごみ処理の原則をうまく利用していますが、ここではその4原則のうち2つについて説明しましょう。

REUSE(リユース)再使用

ペットボトルは使い捨てではなく何度も再使用しています。

店でペットボトルを回収して再使用、さらにペットボトル自体も減少しビンが主流になっていることもあります。

その他、普段再利用を意識していない製品も、実は再使用であることが多いのです。

RECYCLE(リサイクル)再利用

ほかの3つのRでゴミを減らすことが、大前提で最後の方法がリサイクルです。

日本では、大量生産・大量消費・大量廃棄・リサイクルですので、このままではごみは減りにくいでしょう。

またリサイクルするための過程で大量のエネルギーを消費します。

再生品をつくるよりも、再使用やリサイクルすべきごみを減らすことが最善なのです。

最近、耳にすることが多くなったのは「預かり金(デポジット)システム」です。

商品を買うときに一定のデポジットが徴収され、使用後お店に持っていくときにデポジットを返してくれるシステム。

環境先進国では、ペットボトル等の飲料容器だけでなく、クルマ、家電品などにも導入されています。

一例として、冷蔵庫を廃棄した場合、日本ではデポジットが含まれていないため、処分代に4千円かかり、不法投棄が増える原因となっていますが、オーストリアなどでは廃棄時にデポジットのおよそ1万円が戻ってきますので、不法投棄は減る仕組みなのです。

できることからはじめてみませんか?

ごみは、私たちが毎日の生活で排出するとても身近な問題です。

私たち自身の心掛けで、大きく変化することができますので、基本となる4Rを実践したいものですね。

ごみの出ない買い方・使い方をすることが基本になります。

無駄なものを買わずに本当に必要なものを買い、紙袋や本のカバーなど過剰な包装は断り、買い物袋を持っていく、使い捨ての物や食品トレイ、パックなどのプラスチックのものを避ける、再生品や繰り返し使えるもの、長く使えるものを買うといった欧州並み(企業責任、有料化、デポジット)のごみ政策を目指すよう、行政にも意思表示できたらいいですね。